自分らしくあり続ける。新生スパイダーマンが伝えたかったメッセージ『スパイダーマン:スパイダーバース』【MARVEL】
What makes you different is what makes you Spider-Man.
周りと違うからこそ、キミはスパイダーマンになれる。
少し遅れたけど公開中のアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』を見てきました。聞くとこの作品、アカデミーのアニメーション部門を受賞したとか。世間からの評判も良いのだとか。そんなこんなで私のハードルを上げに上げまくったこの映画ですが一言で言うと…
いや〜面白かった笑！最高にテンションが上がりました笑。面白すぎてウェブスウィングしながら帰りました。
感想だけというのも何なので、気に入ったところをいくつかご紹介。
ストーリー&キャラクター
世界にたった一人のスパイダーマンことピーターパーカーが活躍する世界。地元を離れた学校に通う少年マイルス・モラレス。ある日、マイルスは例のクモに噛まれスパイダーマンと同じような力を手にしてしまう。ちょうどその時、悪党キングピンの奇妙な実験により現実は平行世界と繋がってしまい、そこからいろんな世界のスパイダーマンが… 。
マイルス・モラレス
主人公。趣味はスプレーペイント。
彼のスーツは黒を基調にしたもの。なかなかカッコいい。
“ピーター”じゃないけど“パーカー”を着てます。
お気に入りの要素
映像の美しさ、カッコよさ
まずアニメーションの凄さに誰もが驚くことでしょう。アメコミチックで少しカクつくような動きはコミカルでいて凄くカッコイイ。
このスタイリッシュな世界観はイントロから炸裂、早くも観客の心を鷲づかみだ。
ライミ版スパイダーマンとの共通点
映画を好きになったきっかけがサム・ライミ監督の初代『スパイダーマン』である私にとって、スパイディは思い入れのあるヒーロー。この映画にはそのライミ版『スパイダーマン』のオマージュが数多く存在します。
印象的なあのシーンや
あのシーンも！
監督インタビューによると実際にトビー・マグワイアの出演を考えていたとか。
その他にもたくさんのファンサービスが用意されていました。ファンなら爆笑間違いなし！
悩める子どもたちに向けたメッセージ
この映画には素晴らしいメッセージが込められています。新しい学校に馴染めないマイルスは次第に周りの人の目線や声が気になりだします。これはスパイダーマンの能力により感覚が研ぎ澄まされたからではありますが、
思春期のメタファーでもあります。
(これも一応ライミ版スパイダーマンと共通してますね。)
周りと違う自分が不安になるのはよくあること。自分には理解者がいないような感覚におちいり、周りに合わせてしまったり、自分の意見を閉じ込めてしまう。そんな悩みを抱えている人は沢山いるはずです。
でも、
世の中で1人なんて事はない。
少年マイルスは平行世界から来たスパイダーマン達と出会い、彼らも自分と同じように戦っていることに気づきます。それに励まされたマイルスは本来の自分を取り戻すのです。
人と違うことは何も悪いことではありません。これは私の大好きな哲学者、ラルフ・ワルド・エマーソンの名言に通じます。
絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、自分らしくあり続けること。それがもっとも素晴らしい偉業である。
http://iyashitour.com/archives/27282 より引用
まさか映画でこれを思い出す事になるとは思いませんでした笑。
アイデンティティの確立
この映画1番の見せ場はマイルスがビルから街へ飛び込むシーン。それまでおもちゃのスパイダーマンスーツを着てた彼は自分でカラーリングしたオリジナルのスーツを着て摩天楼を駆けぬけます。誰にも似てない彼の個性が爆発するのです。このシーンは圧倒的な映像美とイカした音楽が合わさり、最高にクールに仕上がっています。必見！
これらの要素が全てまとまった時にうみ出される爽快感は凄まじい！最高！私自身もすごくストレス発散になりました！あとあじが悪くなることもなく、満足して劇場を去ることができるでしょう。
おわりに
いかがでしたか？重要なネタバレは最低限避けたつもりですがうーむ、難しい笑。まだ見てない人たちにはぜひ見てほしいです。見た人たちもこの記事を見て、何か新しい発見があれば嬉しいです(^^)。
そういえば続編の制作も決定してるとか。今から楽しみです笑。
はーい、今から茶番でーす。
いや～やっぱり映画はいいな～。映画館に行くのもいいけどたまには家でゴロゴロしながら見たいな～。
ん？なんだこれ。
でも今お金ないし・・・
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