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【最高傑作】カッコよ過ぎる生き様、美しすぎる死に様。漫画【堕天作戦】が面白過ぎてもはや神話【前編】おすすめ漫画紹介&考察

どうも!

今回は私が今まで読んできた漫画の中で、

最も面白い漫画を紹介します。

それがこちら、

 

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(出典:堕天作戦)

作戦

だてんさくせん

ハッキリ言ってかなりマイナーな作品です。

ただ、ファンである私にすら、そうなる理由が何となく分かります笑。

この漫画には、

可愛い美少女や、派手なアクションシーン

一切出てきません。

最近の漫画の傾向として、そういった点が重視される事が多いですからね。

「わー絵がすごーぃ」

「このキャラかわぃー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たわけ!!!

たまにはストーリー重視の硬派な作品が読みたい、そんなあなた。

『堕天作戦』マジでオススメです。

一体どんなストーリーなのか。

一言で説明すれば「神話」です笑。

あまりにも深い話なので、正直このブログで魅力を伝えきれる自信はありませんが、せめて興味を持ってもらえるように死力を尽くします。

まずはあらすじからどうぞ!

 

 

あらすじ

人間と魔人が戦争を初めてから300年、ある魔人軍の捕虜に1人の人間がいた。

名前はアンダー

彼は世界で15人しか確認されていない

「不死者」

だった。

彼は様々な処刑を受けるが、反応を示すどころか逃げようとさえしない。

魔人の研究員レコベルはそんな様子のアンダーを敵軍ながらも気にかけていた。

ある日、魔軍の司令官ピロは彼を天空へ飛ばす処刑法を考えつき…

 

キャラクター

 

アンダー

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(出典:堕天作戦1巻)

血の一滴からでも再生する不死身の男。

主人公。

無気力で常にボーッとしている。

 

レコベル

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(出典:堕天作戦1巻)

好奇心旺盛な魔人の女性。

お気に入りの望遠鏡を常備している。

魔人軍司令ピロの秘書。

 

ピロ

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(出典:堕天作戦1巻)

冷酷な魔人軍の司令。

魔術の一つ、炎術の使い手。

暇つぶしと言い、アンダーで様々な処刑を試す。

 

ストーリー

第一章

虚空処刑

実はこの第一章、Twitterの公式アカウントで無料で読めます。

というわけで今回はその埋め込みをここに載せておくので読んでみてください。

 

もしこの記事をTwitterから読んでいただいている方はそのまま開くと記事を閉じてしまいますので、長押ししてSafariで開く]を選択してもらえると助かります。

手間をかけさせてしまい、申し訳ありません...

 

(↓↓コチラから読めます!)

twitter.com

 

虚空処刑 感想

まず第一章の「虚空処刑」を紹介(?)させていただきました。

だだっ広い天空で再生を続けるアンダーと命を削るレコベルの構図が美しいです。

 

『堕天作戦』は漫画掲載サイト裏サンデーまたは無料マンガアプリ『マンガONE』にて無料で読めるので続きが気になる方は是非!

 ちなみに単行本一巻はこちらから買えます。

www.amazon.co.jp

 

かなり完成度の高いこの第一章。

読んでいただけば分かる通り意味不明な用語が続出します笑。

ここだけ読んで世界観を把握するのは、本をよく読む人にもキツいでしょう。

私も分かりませんでした。

 

ここからはさらに世界観を知ってもらうため、作中特に重要な章である『天獄囚徒』を紹介していきます。

ただ、ここから先は大きなネタバレになってしまいます。作品を知らない方にも興味を持ってもらうため紹介しますがどうしても自分で読みたい方は単行本2巻に収録されている『天獄囚徒』を読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

第三章

天獄囚徒

アンダーは変な樹海の中で一人の女性に出会います。

女性の名は

ゾフィア。

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(出典:堕天作戦2巻)

彼女もまた不死者でした。

彼女は久々に自分と同じ不死者に会えたと喜びます。

というのも彼女には昔、不死者の恋人がいました。

幸せに過ごしていましたがある日、珍しく彼が昼寝していると思って見てみると、

なんと死んでいたというのです。

悲しみに暮れるゾフィアでしたが、不死者も死ぬという事に気付き、恐怖します。

自身の再生力も低下していた彼女は、再生力に何らかの影響を及ぼす謎の樹海で生活を始めます。

それ以降不死者や樹海について独自に研究してきたのでした。

ゾフィアはアンダーに超人機械について自分の研究を話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

300年前のある日、科学は一線を超えた。

超人機械と呼ばれる人工知能は、人間を超え、生物を超え、神になったのです。

超人機械は生物を創造する力を使い、色んなものを生み出しました。

その中の一つが魔人です。

魔人の出現により、人間は長い戦争の時代へと突入する事となります。

人間からしたら堪ったものではありません。

結果、超人機械を神の座から引きずり堕とすための様々な目論見が行われます。

その中に、一つ変な提案がありました。

「超人機械に人間の素晴らしさを知ってほしい。」こういう人間が現れたのです。

それでは犬が人間に犬の素晴らしさを知れと言っているようなもの。

こんなくだらない提案聞き入れるはずがない。誰もがそう思いましたが、興味か、それとも単なる暇つぶしか、超人機械はその提案を受け入れました。

そして地上に[人間にダウングレードした自分の分身]を放ちます。

ところが、地上は戦争真っ只中です。

何度やっても人間の素晴らしさにたどり着く前に死んでしまい、上手くいきません。

そこで超人機械は考えます。

 

 

 

 

 

 

 

「死なない分身を送ろう。」

こうして地上には複数の不死身の人間が送り込まれます。

つまり、

不死者は超人機械の目標を達成するための分身だったのです。

人間の素晴らしさにたどり着く。

これを達成した時こそ、不死者が役目を終える時です。

ゾフィアの恋人が死んだ理由でもあります。

 

 

 

 

 

 

人を愛する気持ちを知った時、不死者は死ぬのです。

 

ここまでの話を聞きながら、アンダーがゾフィアを見ると彼女の怪我が治っていない事に気づきます。

ゾフィアはずっと自分の人生の意味を見出せずにいました。

一人で樹海へこもり、ただ生きているだけ。

それでもアンダーに出会い、自分の話を信じてもらえた。

それだけで自分の人生に満足出来たと、最後アンダーに感謝を述べ、ゾフィアは動かなくなってしまいました。

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 (出典:堕天作戦2巻)

天獄囚徒 感想

不死者は人を愛したら死ぬ。

ロマンチック過ぎますね笑。

この話は是非、漫画を読んでいただきたい。

私の文章はカスです。

 

さて、この章で不死者の出生の一説が明らかになりましたが、

一つ注意すべきは、

あくまでこれはゾフィアの見解であり、他にも様々な説がある事です。

これだけ完璧な設定作っときながら、まだあります。

色んな考察があり、それを考えるのもまた楽しい、この気持ちを是非あなたにも味わってほしいです。

 

 

なぜ面白い!?

淡々と物語が進むようですが、よく観察とそこには作者の計算高さが見て取れます。

主人公アンダーは基本的に戦地をフラフラしているだけですが、その行く先々で色んな軍の色んな人物に出会います。

そこで出てくるキャラクター達はみんな葛藤や苦悩を抱えており、いやと言うほど魅力的です。

注目すべき点は見事に全員バラバラの軍に散らばっているところ。

こうする事で好きなキャラクター同士の戦いが展開されます。

「え!あいつとあいつ戦うの!?ウソだろ!どっちを応援したらいいんだ!!」

と、このように盛り上がるという仕組みです。

上手いですね、私は完全にハマりました笑。

 

 

先ほど紹介した超人機械もそうですが、この漫画には面白い世界観や設定があふれています。

ここでいくつか紹介しましょう。

 

 

この世界にはみんな大好きドラゴンが生息しています。

多くの軍が戦力として欲しているのがそれらを操る騎兵です。

竜に選ばれし者にしかなれません。

選ばれる理由も様々で、見た目が気に入られただけな事もあれば、信念持って戦う強さを認められる事も。

選ばれる者の運命です。

 

  • 魔術

先ほどからちょくちょく文章に出てきているので気になった方も多いかもしれません。

魔術は魔人特有の能力です。

火を操る炎術、電気を発生させる電術、治療系の療術。他にも虚術、渦術、たくさんあります。

そしてこれらは寿命を削って強力な技、禁忌術を発動することが可能です。

なんと発動には条件があり、個々で決められたセリフとポーズをとらなくてはなりません。

(一見シュールな場面も笑)

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 (出典:堕天作戦2巻)

例えば同じ炎術でも発動者によってセリフが違います。

これらの中二病心をくすぐる設定もまた面白いです。

 

 

終わりに

かなり長くなってしまいましたね…

という事で続きは後編に持ち越しです!

後編では

なぜか不死者を付け狙う、人魔混合のゲリラ集団

戴天党、

ついて紹介していきますが、

ぶっちゃけ、私が一番書きたかったのはこちらの話です。

人が山ほど死にます笑。

お楽しみに!

 

↓後編はこちら↓

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